【モラハラ】久々にモラハラ元夫との歴史を思い出してみた

こんにちは、まあ子です。

まあ子
まあ子

ちょいとセンチメンタルな内容になっちゃったらごめんなさい。

珍しくモラハラについての記事を投稿します。

ブログを立ち上げたときに、自分なりに書けそうなことは子育てや家庭のこと、あとはモラハラの経験談かな〜と、あらかじめカテゴリーに入れていたこの話題。
ですがモラハラについて一向に記事を追加できず。

というのも、思い出してブログを書こうとするとブルーな気持ちに引っ張られてしまうから。

自分自身がモラハラについて調べていたときに、いろんな体験談を読んで励まされたり癒やされたり勉強したりしていたので、私も書きたかったんだけど、
なぜか書けずにいました。

今回、久々に考えるきっかけがあったので、つらつらと書いてみようと思います。

元夫はモラハラ夫でした

離婚してからもう数年が経ちます。
10年くらい経った感覚なんだけど、どうやらそのへんの感覚がおかしくなっているみたい。
ざっくりとこれまでの歴史を紹介します。

話し合いができない人だった

元夫とはタイミングよく結婚を意識する年頃に出会いました。
ほどなく付き合い始め、あることに気づきます。

この人と私、いいときはものすごくいいんだけど、悪いときはものすごく悪い。

なんというか、ギクシャクするような場面でとってつもなく関係が悪くなる感じ。
価値観が合わなくてお互いがどう歩み寄っていくか、という場面で、お互い譲歩するとかケンカになるとかあると思うんだけど、どうもそういうやり取りがうまくいかず、対等な立場になれない感じ。

一番わかりやすいのが、話し合いができないということでした。
どう話しても響かないし、向こうからも訴えてこないというか。
相手は共感ゼロって感じ。

その当時は本屋さんに寄って、アスペルガー症候群についての本を立ち読みしていました。
すごく当てはまっていて、当時はきっと彼はそういう類の人なんだろうと思って気持ちを鎮めていました。
こんな人、私の他に相手できる人はいない、と思うようになり、次第に私はいわゆるカサンドラ症候群になっていたと今では思います。

恐怖と緊張感の高まる日々

二人の関係性がややいびつな感じを感じつつ、そのまま結婚へと進みました。
出会った当初から元夫は自分の両親に紹介するつもりでいたので、あまりに早い展開だと衝突したものの、結局は結婚することになりました。
今思うとそこから元夫のペースに巻き込まれていたんだなと思います。

結婚後、数年して妊娠が判明しました。
私はフルタイムで仕事をしていて、帰宅後につわりに襲われる毎日。
元夫は献身的でした。
家事ができない私を責めることは一切なく、文句もいわず自分で晩ごはんを用意していました。
が、赤ちゃんをあまり楽しみにしている感じがなく(そういう感情をあらわにするのはずっと無かった)、周りのママ先輩方からも、男ってそんなもんだよ、行動に表してくれていて素敵、という呪文の言葉にしばらく自分を騙すことになりました。

元夫は文句を言わずに家のことをやり世話を焼いてくれる、
その事実だけが、きっと行動として示してくれている愛なのだろうと自分に言い聞かせました。

でももしかしたら、家のことをちゃんとできなくても、優しい言葉をかけてくれたり、赤ちゃんを楽しみしている姿を見せてくれたりするだけで、私の気持ちが違ったかもしれません。

妊娠中のあるとき、元夫が激高することがありました。
些細なことなんだけど、お腹に赤ちゃんのいる私は、これまでのようにケンカに持ち込むことはせず、早々に折れて穏やかな時間を取り戻すほうを選びました。
だって寒い冬の日の夜に、家に入れてもらえなかったから。
寒くて震えながらの数時間。
体中が寒くて冷たくて、何度もドアチャイムを鳴らし、お願い、ごめん、とにかく入れて、と言いました。
赤ちゃんに何か起きたら大変、と元夫にあえて“負けた”のです。

ここから元夫が徐々に横暴になっていきました。
本当に徐々に、徐々に、です。

出産後、体調がなかなか回復しない私のせいで旅行に行けないと怒りをぶつけられ、
こどもがイヤイヤ期に入り泣くたびに、なんでうちの子はすぐ泣くのかと責められ、
とにかく数々の罵声を浴びました。
でも、決して大声で怒鳴りつけることはなく、淡々と、鼻で笑いながら。

本当につらかった。
怒って別の部屋で壁か何かを殴る音が聞こえるのも怖かった。
今の経済について話が通じない、と馬鹿にされるのも嫌だった。
何より、こどものことを可愛いと言っているのを聞いたことがなくて悲しかった。

家にいると動機がするし、体重も落ちるし、めまいはするし。
体調が優れず、心身ともにやられていました。
そして、常にどうやったら平和に過ごせるのかということに集中していました。

頭の中に小さな夫が住みついていた

気づけば、何をするにも元夫の声が聞こえてくるようになりました。

幻覚とか幻聴とかいうことではなくて、
あ、これをするときっと◯◯って怒鳴られるだろうな、とか、
こうなったらきっと◯◯っていうだろうから、先にこれをやっておけば大丈夫かな、とか。

頭の中の小さな夫が私の行動を逐一観察していて、どうすればいいかジャッジする感じです。
洗脳って感じ。

でも、その当時は元夫の声が聞こえてくる、という表現がぴったりでした。
今思うとゾッとする。

心のどこかで私は悪くないと思っていた

私の場合、完全に私が元夫に折れていたわけではありませんでした。
正確に言うと、“折れてあげていた”という感じです。

心の奥底、元夫に気づかれないくらい深い深いところで、
私が全部悪いわけではない、まあ多少は悪いところはあると思うけど。
と思っていました。

だからブログを読んだり本を読んだりして自分の救いになるような言葉を常に探し続けていました。

あるとき見つけたのが、
怒りはその人の感情であって、怒りたいから勝手に怒っているだけ、
同じ出来事でも怒らない人もいる、
あなたが怒りを引き受けることはない、
というような文章でした。

ほんまや、、、って感じで視界が開けたような感じがしました。

あるとき、こどもが理不尽な理由で父親に怒られ泣いていたことがあり、
私はこどもに、あなたのせいじゃないよ、お父さんは怒りたくて怒っているんだから。
と元夫の前で言いました。
元夫は怒りに燃えた顔で何か言っていたのを覚えています。

でもそのころ、もうすでに私の心は元夫から離れ、自分とこどもたちのために強くなろうと動き出していました。

今になっても傷がうずく

こうやって書きながら、久々にモラハラ時代のことを思い出しました。
書いている途中でそのときの感情を思い出します。
でも、その時どきの場面は色あせてきていて、鮮明さが欠けてきているようです。

この感情というのは困ったもので、ちょっとしたきっかけで溢れてくることがあります。
最近で言うと、共同親権の問題。
あれってDVの夫婦に適用されたら大変なことになるって分かってるのかな・・・

それまでの平穏な日常から一気に過去に引きずられて、感情だけが強く残りました。
恐怖と不安。
今の生活が脅かされることが怖い。

他にも元夫について考えるきっかけになることはありますが、
そのときに恐怖を感じたり、動機や不眠の症状が出たりするたびに、まだ傷が濃く残っているんだなと感じさせられます。

これってトラウマか。
そう思うと、やっぱりそれだけの体験をしたんだなって自分をなぐさめたくなります。
よく頑張ったよ、ほんと。
あの状況からこどもたちを守るために行動に移したんだもん。
身も心も傷ついて辛かったのにさ、やれるだけのことはやったんだもん。
ほんと、よく頑張ったよ。

今の安心安全で平和な家庭があるのは、私自身が頑張ったから。
そして、周りの人たちに助けてもらったから。

たまに元夫のことで傷がうずくときがあっても、
私にはそれだけの人たちがいるってことを思い出すと、勇気が出る。
そのことは忘れずにいようと思います。

以上、【モラハラ】久々にモラハラ元夫との歴史を思い出してみた、でした〜!

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