【法テラス】弁護士相談するなら、役所の法律相談に行く?それとも法テラス?それとも・・・

こんにちは、まあ子です。
前回はモラハラ元夫についてつらつらと書いたんですが、今回は、離婚の際に利用した弁護士相談について書いてみたいと思います。

離婚に限らず、生活のトラブルについて法的にどうなの?と相談するとき、
おそらく弁護士相談につながることが多いと思います。

ですが、これまで人生で一度も弁護士や裁判所と縁がなかった人は、きっと敷居が高く感じているはず。
一方で、意外とそういうところにお世話になっている人も結構いると思います・・・

今回、記事を読んでもらうことで、弁護士相談ってどうやってやるの?
ということを、体験談をとおして知ってもらえたらと思います。

弁護士相談をすることになったきっかけ

はじめは支援センターでの軽い愚痴

こどもを抱えながらモラハラだろうと思われる状況に沈むある日のこと。
どうも我が子の様子がおかしい気がする・・・と、いつも行っている支援センターでこどもを遊ばせつつ、そこの職員の方とおしゃべりしている中でそのことを軽い愚痴のつもりで話しました。

すると、とても親身になって聞いてくれ、どうやら事態は深刻かもしれない、ということに気づかされました。

ちょうどその頃、友人や仕事の先輩ママたちに元夫のことについて“みんなと同じように”愚痴ることがあったんですが、
私だけ、愚痴のヤバさが違う・・・と指摘されていました。

やっぱりそうなんだ、という疑いから確信に変わるような感じでした。

こどもの安全のためにも、支援センターから福祉関係のところに連絡をするかもしれないということを言われたのを覚えています。

そこからどんどんと話が進んでいきました。

役所の相談窓口へ

以前から、役所にDV相談の窓口があることがずっと引っかかっていました。
それが支援センターの相談をきっかけに、実際に出向いてみることになりました。

自分から行ったのか、支援センターの方に言われてだったのかは覚えていません。
でも自分で電話予約をした記憶があるので、ここぞとばかりに自分から行ったのかもしれません。

相談窓口に行くのはとても勇気がいりました。
DV相談だなんて言葉だけでも超暗いし、きっと腫れ物扱いされるんだろうと思っていたからです。

でも、それまでに私の中でどうしても納得いかないことがいくつもあり、それが本当に元夫の責任はないのか?本当に元夫の言うように、私のせいでこうなっているのか?
ということを確かめたいという気持ちのほうが強く、これまでのことをうまく伝わるようにとメモしていました。

相談窓口は静かな雰囲気で、正直、気まずい感じがしました。
被害者、という立場も自分のプライドがズタズタになっていて、ちょっとしたことで心にヒビが入ってしまう状態でした。

でも、実際はそこがその後の強いサポーターになってくれました。
離婚に向けて、弁護士を見つけておこう、という話になっていきました。

弁護士相談①役所の法律相談

まず弁護士に離婚に向けてアドバイスをもらうため、役所の法律相談を予約しました。
これは日や曜日によって、弁護士が役所に来て、離婚相談だけでなく、交通事故や財産分与、不動産トラブルなどについて、相談に乗ってくれるというものです。

どんな弁護士に当たるか分からない

私が会った弁護士は、のんびりした感じの雰囲気でした。
ですが、モラハラが原因の場合、証拠がないなら離婚はできないだろうと言われてしまいました。

暴力を振るわれた場合、診断書を取ることで証拠になりますが、
モラハラは言動や態度によるものが多く、明らかな証拠が残りません。

ということで、収穫ゼロ。
役所のDV相談に乗ってくれていた方も、ちょっと驚いた様子でした。
日によってどんな弁護士が来るか分からないということで、思っていたような成果は得られませんでした。

相談のみ、年度で1回のみ

地域によっても違うと思いますが、
こういった弁護士相談には回数制限がある場合があります。

私の場合は4〜3月の間に1回のみ利用できる、というものでした。
しかも、もし頼りになる弁護士と出会っても、そこで離婚に向けて立てる弁護士にはなってもらえない、ということでした。
あくまで相談のみ。

調停を起こして弁護士をつける、と決めている場合は、役所の相談は向かないかもしれません。
もちろん相談からアドバイスを得られることはありますが。

弁護士相談②自力で見つける

弁護士を探すときに思いつくのが、自分で法律事務所に行って直接相談するという方法です。
私も個人の事務所や複数弁護士が在籍している事務所に行って、離婚相談をしてみました。

インターネットで地域検索

これまで縁のなかった弁護士をどうやって見つけるか?
と、とりあえずググって住んでいるところから近いところで調べました。

ある程度大きな街になると法律事務所も結構あるようで、ホームページの雰囲気や検索で候補を絞りました。
特にモラハラの場合、男性恐怖症のようなことも起きている人も少なくないはず。
私も弁護士も女性がいいと思っていました。
が、女性で離婚調停可能な弁護士、というとかなり数が限られてしまいました。

それでも個人で男性弁護士のところ、女性で複数弁護士が在籍している事務所など、いろいろ行くことになりました・・・

モラハラは離婚できない?

最初に行ったのが男性弁護士のところだったのですが、実際に行ってみるとホームページとは全く雰囲気が違い、狭くて古い室内に通され、かなり衝撃を受けました。

モラハラで離婚したい?そんなの無理だよ、証拠はあるの?ないんでしょ・・・
そんなことで離婚してたらみんな破綻してるよ、離婚はできませんね・・・

これまたホームページに出ている笑顔の紹介とは正反対で、とても威圧的な弁護士でした。
言うことすべて否定されたような気がして、帰り道に悔しくて涙が出てきました。
口の達者さも元夫に似ているように感じました。

そして、まさかこんなに離婚が難しいとは思わず、次々に法律事務所を訪れる羽目になります。

次に行ったのが、女性弁護士のいる事務所でした。
複数弁護士がいるだけあって、規模もそれなりにあり、システムも整備されているような感じでした。
ですが、結局言われたのは、モラハラでの離婚成功率は50%だ、ということでした。

調停を起こしても離婚できなかったら?
元夫は私が裏切ったと逆上するかも、と思うと怖くなりました。

時間と費用と労力・・・心労増大

結局、他にも回りましたが同じ結果となり、自力で弁護士を見つけることはできませんでした。

毎回、調べては予約し、ダメだったらまた候補から選んで予約し・・・
仕事の合間を縫って出向いていたので、毎回かなりヘトヘトでした。

帰宅すると幼いこどもが二人。
こどもの世話に家事にやることは普段どおり。
しかもそのときはもちろん元夫も一緒に住んでいたので、息を殺すような生活。
そして絶対にバレてはいけない弁護士探しをやる。

さらに、費用の負担も大きかったです。
1回の相談料は初回無料のところもあれば、5,000円〜のところもありました。
想定以上のお札が飛んでいきました・・・

自分で探すにも、かなりの時間と費用と労力がいりました。

弁護士相談③法テラス

役所のDV相談で、法テラスがあることも教えてもらっていました。
役所の弁護士相談と同じように、弁護士が来るので相談できるというものでしたが、こちらは調停になっても同じ弁護士に引き続きお願いすることができます。

かならず弁護士を立てるつもりなら法テラスもオススメです。

法テラスって?

そもそも法テラスとは、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。
私が法律事務所を右往左往したように、相談したいのにどこでどうすればいいのか分からない、というときに、法テラスが道案内をしてくれる、というものです。

国が設置したものなので、全国あちこちに事務所があり、予約をしてそこに出向くと、弁護士と相談することができます。
費用は、相談内容によって違いがあるかもしれませんが5,000円でした。税別だったかな。
収入によって無料になる場合もあるそうです。

そのまま弁護士に依頼して調停までお願いすることができます。

どんな弁護士が当たるか分からない

これも行ってみないと、どこからどんな弁護士が来ているか分かりません。
私の場合、思っていたより若い弁護士が担当でした。

頭の回転が早く、とても簡潔でわかりやすく、ここでそのまま依頼することにしました。
一番の決め手は、その弁護士がモラハラでも離婚できますよ、と言い切ったところでした。

こればっかりは出会いの運なのかもしれません。
法テラスで弁護士を見つけられて、ようやく一歩進むことができました。

費用や事務所の場所など、事前に分からない

法テラス自体の相談費用は5,000円だったのですが、
その弁護士に依頼したあとは、そちらの事務所に行くことになります。
なんとその場所が自宅から結構遠く、頻繁に通えるようなところではありませんでした。
なので、事務所に行ったのは最初と途中1〜2回だけ、あと主なやり取りは電話やメールとなりました。

また、あとで分かったのが近隣の弁護士事務所よりも費用が高かったという点でした。
たとえば近隣なら40〜50万円で済むようでしたが、この弁護士事務所だと100万円近くかかりました。

それでも結局はこの弁護士にお願いしました。
それだけ、離婚できるという確証がとてもありがたかったからです。

調停へ・・・離婚成立

弁護士を見つけたあとしばらくして、思わぬ展開で別居する形となりました。
そこから調停を起こすことになり、弁護士とやり取りをしながら進めていきました。

調停は大体月に1回程度の頻度です。
その1回で、離婚するかどうか、親権はどうするか、面会はどうするか、などを話し合い、決めていきます。
意見が割れてまとまらないと次の回に、となるので、どんどん時間がかかることになります。

優秀な弁護士のお陰でとてもスムーズに話し合いが進みました。
思っていた以上にすんなりすすんでしまい、調停が終わったあとに、私の心が置いてけぼりになってしまうのですが・・・

ですが当初の目的である離婚が成立したことで、自分とこどもたちの安全を守ることができました。

まとめ

離婚の体験談をもとに、法律相談や弁護士の見つけ方について記事をまとめました。
弁護士にお世話になるなんてこれっぽちも思っていなかったので、初めてのことだらけで心身ともに疲弊することだらけでした。

でも、やっぱり頼りになるのは弁護士。
よい出会いに恵まれれば、きっと心強く闘うことができると思います。

もちろんそんなことが必要ない生活のほうがいいですが、
これからの時代は、いつ自分が弁護士を立てることになるか分からないといってもいいかもしれません。

離婚の体験談としても、弁護士探しの話としても、興味深く読んでいただけたら幸いです!

以上、【法テラス】弁護士相談するなら、役所の法律相談に行く?それとも法テラス?それとも・・・、でした!
ではまた〜

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